社会福祉学科では、介護機器や介護ロボットを学ぶ学生を中心に大阪・咲洲にあるATCエイジレスセンターに行ってきました。沢山の実機を手に取って確認し、使わせていただき貴重な体験をさせていただきました。

最新式・電動車いすの体験です。操作は指先でも、弱い力でもできます。介護者用に背部にも制御装置が付いていました。

トイレの開口部2方向が直角に開放することのできるドアです。間口が広いので、介護者が一緒に入っても広く介助がしやすくなっています。トイレの手すりの形状が握りやすく波になっていました。

こちらは超低床ベッドです。こんなに低くするんだったら布団でいいじゃない？と思われた人もいるでしょう。しかし「ベッド」を「低くする」ことには理由があるのです。なぜだと思いますか～？

答え：ベッドを低くする理由は転落防止のためです。
また、ベッドは、高低が自由にできるので立ち上がる動作がしやすくなりますし、介護者の最も適した高さにすることで介護者の負担軽減にもなります。高さ調整ができるベッドが布団よりも介護生活に向いているのです。

立ち上がりやすく、ベッドから離れることが容易になると、行動が広がり活動的に過ごすことができます。つまり、ベッドが低くなることでより安全に、また、適度な高さに調整できることで自立支援に繋がるのです。

約90分の見学・体験を終えて説明を聞いています。お疲れ様でした。