新年あけて早々の１月6日、大阪・生野区にて社会福祉学演習Ⅰ（石川ゼミ）にて第３弾フィールドワークを実施しました。
学生たちの多くはK-POPなど韓国文化に親しみをもっており、ゼミでも「在日コリアンをテーマに勉強したい！」とのこと。
学内で映像学習や人権・教育・家族など小テーマ学習をおこないましたが、最後は「生野にいこう！」。
日本全体で現在322万人の外国籍住民が暮らしていますが、関西では生野区が最多です。JR鶴橋駅に集合、韓国文化と日本文化が混ざり合う“大阪コリアタウン”や“いくのパーク”に立ち寄ったのち、在日コリアン高齢者支援センターサンボラムを訪問しました。

日本で暮らす在日コリアンの3割はすでに高齢期を迎えています。サンボラムは在日コリアン高齢者文化を大切にする多文化介護を先駆的に実践しています。

高敬一理事長のレクチャーを受けた後、デイサービスの利用者の皆さんと一緒にレクリエーションを楽しみました。

サンボラムの理念は「苦労ばっかりやったけど今は幸せ」と感じてもらえるような居場所を提供すること。これから在日コリアンだけでなく中国、ベトナムなど多文化背景をもつ高齢者が増えていきます。

利用者の皆さんが辿ってきた人生から歴史を学び、いま暮らすまちでいま安心できる場所をどうつくっていくのか、福祉職の使命を感じた1日でした。