大学からのお知らせ

特別授業「認知症を理解し、認知症がある“人”のケアを考える」

2025.6.24
Topics

 今回の特別授業では、大阪市老人福祉施設連盟の皆さまをゲストにお迎えし、貴重な体験やお話を通じて、学生たちの学びと気づきを深めていただきました。
また、ご協力のもと、事前に「ケアニン~こころに咲く花~」を視聴しました。登場人物の葛藤や周囲の関わり方に触れることで、認知症に対する理解を深める導入となりました。

 大阪市老人福祉施設連盟「介護の魅力伝え隊」の皆さまによる、グループワークや事例検討、体験談を伺う時間が設けられました。

 15年前に本学の社会福祉学科を卒業された先輩から、支援者としての体験談をお聞きしました。
 「Aさんに、何度も耳元で名前を唱えていたら、ある日突然名前をよんでくださった。寝たきりのAさんは新しい事を覚える事が出来るAさんだった。」とお話しいただき、実際に支援の現場で感じたこと、喜びや難しさ、利用者様との向き合い方など、等身大の言葉で語られるエピソードに、学生たちは大きな刺激を受けていました。

 アイスブレイクとして行われた「フラフープ・ペーパートレイ体験」では、円になって落とさずに協力して動かすワークに挑戦。簡単そうに見えて、実はコミュニケーションと呼吸を合わせることが不可欠で、チームワークの大切さを実感できる貴重な体験となりました。

今回、特別授業の実施にあたり、貴重な学びの機会を提供してくださった大阪市老人福祉施設連盟の皆さまに、心より感謝申し上げます。
学生たちは、実体験や支援者としての語りを通して、認知症への理解を深めることができました。今後ともご指導・ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

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