大学からのお知らせ

学生と対人援助の専門職による分野横断的な研究会を実施しました

2025.11.11
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10月18日(土)、本学の学生と対人援助の専門職による「分野横断的な研究会」を開催しました。
本学で専門職を目指す社会福祉学科と作業療法士学科の学生、福祉・医療分野で活躍する社会福祉士や介護福祉士、作業療法士が一堂に会し、『当事者主権による支援のあり方』をテーマに、対人援助の専門職のあり方について「ともに学び合い」を実施しました。

当日は、認知症の当事者で京都府認知症応援大使の鈴木貴美江さんから、「認知症とともに生きる~新しい認知症感を目指して~」をテーマとして講演をいただき、その後、10グループに分かれて討議を行いました。
鈴木さんからは、「やりたいこと」を楽しんでやる人生を送ることが大切であるとのお話があり、専門職として、ついつい先のことを考えてしまい、当事者の人たちの「やりたい気持ち」を奪ってしまっているのだと気づかされました。

グループ討議では、「自らの人生を自らが選択する。その人の意思が尊重される暮らす」という当たり前のことについて、どのような支援が必要なのか。もし、阻害している状況があるのなら、どこに要因があるのか。
専門職と専門職を目指す学生が、ともに考え、さまざまな角度から議論がされました。

研究会を通じて専門職と学生が交わり討議をしたことについては、参加者からの声を聞き、分野横断的に学ぶことの意義について分析をしていきたいと考えています。
大阪人間科学大学で学ぶ目的の一つは、誰もが自分らしく豊かに暮らす社会を築いていくこと。さらに学びを深めていきます。

  • 京都府認知症応援大使の鈴木貴美江さんから、「認知症とともに生きる~新しい認知症感を目指して~」をテーマとして講演をしていただきました。
  • 80歳を過ぎて自転車に挑戦したこと。
    お世話を受けるより、お世話をするほうが好き。
    やりたいことを考え、主体的に活動をする報告は、多くのことを考えさせられました。
  • 専門職と学生が分野を横断して、ともに学びます。
  • 専門職と学生が意見を出し合いました。
  • 一杯一杯、丁寧に淹れていただきました。
  • 鈴木さんから、サプライズでコーヒーのサービス。
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