学長メッセージ

学長植田 剛司

知識と技術
そしてつながりの
未来を創る

本学は平成13年(2001年)、「敬・信・愛」を建学の精神として、学校法人薫英学園により設立されました。「敬・信・愛」とは、人を尊敬し、信頼し、愛するとともに、人からも尊敬され、信頼され、愛される人間の育成、すなわち全人教育を目指すものです。この精神をふまえ、自ら考え行動する「自立」と、他者を思いやる「共生」の心を培う人間教育を教育理念としています。

教育目標は、社会で活躍しうる、人間性豊かな幅広い知識を持った人と社会を支えるプロフェッショナルを育成することを使命とし、実践的な専門知識・技術のみならず、課題解決能力やコミュニケーション能力など、社会人としての基礎力を兼ね備えた人材を育成することです。

少子高齢化が急速に進む我が国では、人間一人ひとりを大切にするための「心の豊かさ」がますます求められています。本学はそうした社会のニーズに応え、これからの時代を支え、明るい未来に向け、チーム支援を先導できる「対人援助のプロフェッショナル」を育成し、日本の課題に挑戦する大学を目指してまいります。「成長に、本気。」のスローガンのもと、令和2年(2020年)4月に人間科学部、心理学部、保健医療学部の3学部を展開し、平成18年(2006年)に開設した人間科学研究科とあわせ、医療や福祉、教育、心理の分野における有為な人材の育成を目指す「対人援助の総合大学」に進化しました。

さらに、令和6年度には人間科学部に、様々な社会課題を発見・解決するためのスキルや知識を学ぶ社会創造学科を設置し、現在3学部8学科1研究科において、学科の垣根を超えた学際的な学びを実践しています。

また、昨年には「大阪人間科学大学ビジョン2040」を策定し、2040年までに達成する目標として、「人と社会を支えるプロフェッショナルを目指す、学生一人ひとりの夢や志を確かな形にするイノベーティブな『実学教育』を推し進め、『学生の成長度日本一の大学を目指す』」ことを掲げました。

そして、今年度からはこのビジョンの目標達成に向け、国家資格の取得に代表される「専門知識・技術の修得」と、多様な人とつながることのできる「コミュニケーション能力の育成」の二本柱にさらに重点をおいた教育を推し進めてまいります。

卒業時に成長を実感できる大学として、教職員一丸となって学生一人ひとりの「成長に、本気。」にしっかりと向き合い、皆さんをバックアップしてまいりますので、よろしくお願いします。