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“福祉ってお堅い?” → いや、泣ける授業だった
―思っていた“お勉強”じゃない、心が揺れる学び―

「福祉って、なんかお堅そう」
「制度とか法律の話ばっかりでしょ?」
…正直、そう思っていました。
でも、初めて福祉の授業を受けた日、
泣きそうになった。いや、実際ちょっと泣いた。
💡 「福祉」って何を学ぶの?
教科書にはこう書いてあるかもしれません。
“福祉とは、人々の幸せな暮らしを支えるための制度や仕組みである”
うん、たしかに間違ってはいない。
でも、授業で先生がおっしゃったひと言は違っていた。
「福祉って、“その人らしさ”を一緒に守ることなんです」
たとえば、寝たきりの高齢者の方が「畳の上で昼寝したい」とおっしゃったら?
それを「難しい」と流すのではなく、どうすれば叶えられるかを一緒に考える。
「無理」じゃなく「どうすればできるか」を考えるのが、福祉の基本。
🎤 在学生インタビュー:社会福祉学科3年次・しゅんたさん(仮名)
Q. 印象に残っている授業ってありますか?
高齢者施設での事例を扱った授業で、認知症の方が「家に帰りたい」とおっしゃるシーンがあったんです。
そのとき、先生が「“帰りたい”のはどこなんでしょうね」と言って。
家そのものじゃなくて、“安心できる場所”を求めておられるのかもしれないって話をされて、すごく胸にきました。
Q. 福祉の勉強って難しくないですか?
正直、法律や制度は少し大変です。でも、人と向き合う学びはすごくリアルで、感情が動きます。
何のために勉強するのか、目的が見えるから頑張れる感じです。
Q. どんな人に福祉の学びは向いてると思いますか?
“困っている人を助けたい”って思う人はもちろんだけど、
「人のことを考えるのが好き」「誰かの力になりたい」っていう気持ちがある人なら、きっと楽しいです。
🧠 福祉=お堅い、はもったいない
福祉の授業は、「制度を覚える」だけじゃありません。
実際の現場のエピソードを聞いたり、
自分だったらどう関わるかを考えたり。
ときには、自分の価値観が揺さぶられることもあります。
「“正解”がないからこそ、目の前の人を大切にする力が問われる」
そんな先生の言葉が、今でも忘れられません。
🌱 まとめ:「福祉」は、“人間力”を育てる学び
• 人をサポートするって、マニュアルだけじゃできない
• 「あなたならどうする?」をたくさん考える
• 答えが一つじゃないから、深くて、温かい