なりたい自分がまだ見つからない、それって変ですか?
―「なりたいものがない」って、実は普通だったりする。―



「将来の夢は?」
そんな質問、急にされても困る。

小学生のときは「サッカー選手!」って言えたけど、
高校生になった今、本音を言うと“何も決まってない”。

焦りもある。
周りは「看護師になりたい」とか「公務員目指す」って言っているし、
なんか自分だけ“浮いてる”気がして。

💬 でも、ちょっと待って。
将来が“ぼんやりしてる”って、実は珍しくない。
ある調査では、高校生の約半数が「まだ明確な進路が決まっていない」と答えているそうです。


大人たちはよく言う。
「やりたいことを見つけなさい」
「夢を持ちなさい」って。

でも、そんな簡単に“夢”って見つかる?

🎤 大阪人間科学大学 心理学部・1年次 れいさん(仮名)


Q. 高校時代、進路は決まっていましたか?
全然です(笑)。周りが専門学校のパンフ読んでいる中で、私は「なんか心理学とか面白そうかも…?」ぐらいで。
本当に迷っていました。

Q. 今、どうしてその道を選んでよかったと思いますか?
心理学を学んでいるうちに、「人の心って奥深いな」ってどんどん引き込まれて。
ぼんやりしていた進路が、少しずつ“自分の言葉”になってきた感じがします。

Q. 進路に悩んでいる高校生に一言あるとしたら?
無理に決めなくていいと思います。
興味があることを、まず「知る」ところから始めてみてください。


🔍 ヒントは「好きのかけら」にあるかも。


• 誰かの話を聞くのが好き
• 小さい子を見るとつい微笑んでしまう
• YouTubeで「体の仕組み」とかの解説動画をずっと見ている

…そんな“ちょっとした好き”が、未来につながるヒントかもしれません。

🌱 まとめ:焦らなくて大丈夫。
• 将来が“ぼんやり”しているのは、ダメなことじゃない
• 今の自分の興味を、まず認めてみる
• 大切なのは「今の自分に正直になること」