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学長ブログ

豊かな人間性と高い専門知識の修得を。

11月4日(土) 公開講座が開催されました
2023年11月4日

本日(11/4)、2023年大阪人間科学大学公開講座が開催されました。本学では摂津市、吹田市、茨木市、高槻市の近隣4自治体教育委員会のご後援を得て、毎年地域住民の皆さんを対象に公開講座を開催しております。 今年は、「子どもと高齢者の『目』いつまでも良好な見え方を目指して!」をテーマに、医療福祉学科 視能訓練専攻の丸山亜実教授、同じく桝田浩三准教授の二人から、子どもの弱視の早期発見及び加齢に伴う視力低下と眼鏡の正しい使用について講演がありました。 子どもの弱視については、早期に発見し適切に対処することが何より重要です。家族が子どもの視力に日ごろから注意を払い、必要な場合は専門家のサポートを受けることにより、子どもの視力を保護し、将来の視力障害を防ぐことができます。 また、加齢に伴う視力の低下等は、多くの人びとに共通する自然な現象です。しかし、眼鏡を正しく使用することにより視力の低下をカバーし、高齢になっても生活の質(QOL)を維持、向上させることが可能です。 約70名の参加者も熱心に聞き入っておられ、公演中はメモを取ったり、講座終了後も残って演者に質問する姿が見られました。 人が目から得る情報量は膨大であり、数えきれないほどの視覚情報を処理し日常の生活を営んでいます。そして、視覚は私たちの生活のあらゆる側面に関わっており、コミュニケーション、学習、安全性、エンターテインメント、自己表現などにおいて大きな役割を果たしています。そのため、目(視覚)の健康と機能を維持し、必要に応じて補助を利用することが重要です。 本日の講座のテーマは子どもと高齢者を対象としたものですが、世代に関わらず、皆さんが日々の生活において、目の健康について考えていただく契機となればと思います。 これからも、地域の「知」の拠点として、住民の皆さんのQOLの向上に資する情報の発信を続けてまいります。