本日、2024年大阪人間科学大学公開講座が開催されました。本学では摂津市、吹田市、高槻市の近隣3自治体教育委員会のご後援を得て、毎年地域住民の皆さんを対象に公開講座を開催しています。 今年は、「社会課題を発見して解決策を創造しよう~0から1をつくる創造法~」をテーマに、本年度開設しました社会創造学科の山口俊介教授、同じく中塚智子講師のお二人から講演していただきました。あいにくの大雨でしたが、36名の方にご参加いただきました。 社会創造学科では、現代社会の様々な場面で生起する課題を発見し、解決に導くために必要な知識やスキルを学び、アントレプレナーや企業、行政(公務員)など、幅広い分野で活躍できる人材の育成に取り組んでいます。本日の講義では、社会創造学科の学びの一端に触れていただき、これまでとは異なる視点から社会課題にアプローチし、その解決に向けたアイデアを模索するための方法等が紹介されました。 まず前半では、「本当に儲かった話はオモテに出ない」~北極と南極の氷は、どちらが売れるか~というテーマで、社会課題をビジネスの視点で考えると、普段見過ごされがちなテーマが浮かび上がることがあることや、現代社会におけるビジネスチャンスとその裏側に潜む社会的な影響について深掘りされました。 後半では、「企業広告の現在(いま)~社会課題をデザインで解決する~」をテーマに、企業広告の江戸時代から現代にいたる変遷や、インド各地で感染者が急増しているデング熱を例に、企業広告を通じて、いかにして社会課題の解決につながるか、その可能性が紹介されました。 本日の講座が皆さん一人ひとりにとって、様々な社会課題への気づきや新たな認識につながるものになれば幸いです。
- ホーム
- 学長ブログ