心理学部心理学科

現代社会の悩みに対し、
人をケアする専門職へ

対人関係、心身、社会を健康にする手段を学び、幅広い分野で心理学を活かせる人材へ。
国内初の心理系国家資格 「公認心理師」 取得をリードしてきた専門性の高いカリキュラムも用意しています。

将来の主な仕事内容

  • 心理カウンセリング

  • 公認心理師

  • マーケティング・商品企画・
    接客

  • 特別支援学校教諭
    中学校・高校教諭

心理カウンセラーと呼ばれる領域(心理療法士、スクールカウンセラー、産業カウンセラー、
心理技官、児童心理司など)の仕事をする専門職です。
また、心理学を学ぶ中で身に付けたデータ分析の手法や専門知識を活かし、企業や教職でも活躍します。 キャリアイメージについて

公認心理師になるためには

大学4年と大学院2年の計6年の養成課程を修了することが、受験資格取得のメインルートになります。公認心理師資格は心理支援に特化した資格ですので、医療・福祉・教育・産業・司法の現場での心理支援実習が求められます。実習時間は、大学で80時間以上、大学院で450時間以上が必要で、どちらも医療現場での実習は必修です。

OHSで学ぶ強み

#01

基礎から応用まで
幅広い心理学が学べる

現場の見学会や資格対策講座、ゲストスピーカーや外部機関との連携による実践的な学びの場の提供など、基礎から応用まで幅広い心理学が学べます。

#02

興味や将来の目標に合わせ
主体的に学ぶ5コースを設定

5つのコース(履修モデル)で、心身両面のアセスメント、メンタルヘルスケア(予防)、マーケティングや事業企画など、自分に合った学びを深められます。

#03

少人数制指導による充実した学び

心理学検定資格取得のための対策講座や教員を目指す学生には教員採用試験対策を行うなどのキャリア支援を行い、3・4次年生では少人数でのゼミで個々の興味関心に応じた研究を行います。

#04

実践的学びの場
「心理教育・相談センター」

公認心理師を目指す学部生・大学院生の心理実習の場であり、地域の心理相談施設としても重要な役割を担っています。メンタルヘルス不調など幅広い相談内容をもとに学びを深めています。

国家試験対策

公認心理師資格取得に高い実績

国内初の心理系国家資格「公認心理師」の取得をリードしてきた本学では、保健・医療職、福祉職、教職、司法職などと連携し、専門性の高いカリキュラムを編成。本学ならではの体制で取得を強力にバックアップします。

教員メッセージ

心理学科

中島 康明教授

対人援助のコミュニケーションに役立つ
心を科学的に捉える学び

SNSやインターネットの発達で、文字でのコミュニケーションが増えています。しかし、リアルなコミュニケーションでは、言葉や文字だけでなく、表情や仕草、目線などからも多くの情報を読み取っているものです。こうした「言葉以外のコミュニケーション(ノンバーバル・コミュニケーション)」は、実は非常に重要な要素です。日常の何気ないうなずきやアイコンタクトなども、心理学的な理論を知ることで、自分の持ち味として磨いていくことができます。本学での学びを通じて心を科学的に捉え、積極的に社会や組織に参加していく際のコミュニケーションや行動に役立てていきましょう。

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コース紹介

マーケティング心理コース

人の心理や行動を分析しビジネス課題を解決に導くことのできる人材育成を目指して情報分析力、想像力、コミュニケーション能力を身に付けることができるようデータサイエンス入門やマーケティング心理学、行動経済学などの科目とともに外部機関との連携による実践的学びの場(「摂津まちゼミ」2022、2023)も用意しています。

公認心理師コース

心理学に関する体系的な専門知識はもちろん、公認心理師が活躍する各職域に対する深い理解と共感を養います。受験資格を得るための大学院進学についても支援しています。

特別支援教育・心理コース

特別支援学校教諭の免許状を取得できます。障がいのある子どもたちに対して、心理学を通じて身に付けたコミュニケーション力と傾聴力を活かしてかかわります。

犯罪臨床心理学コース

人間が犯罪を犯す心理メカニズムと、犯罪被害者のケアについて学びます。法務省の心理技官や警察の少年相談専門員といった豊富な実務経験を持つ教員をそろえています。

カウンセリング心理学 コース

高いカウンセリング能力を身に付けた人材を養成。カウンセリングの学修で身に付く、相手の気持ちに寄り添い適切に対処する力は、多彩な職業に役立つスキルとなります。

カリキュラム

  • 主な授業

    心理学を実践的に活用するため基礎から専門
    まで学び、知識や対処法を習得する。

    1. 1年次

      基礎を広く学修するとともに公認心理師に関連する科目も履修

      幅広い領域の心理学に触れて、心理学の基礎力を養います。公認心理師資格の基礎(心理学・医療・癒し・家族・精神病理とは?)を学ぶことで、職業のイメージをつかみ、自らの適性と擦り合わせていきます。

      幅広い心理学領域の基礎を学ぶ

      [主な授業例]
      心理学概論
      心理学研究法
      臨床心理学概論
      健康・医療心理学
      マーケティング心理学 など

    2. 2年次

      基礎医学の知識も習得
      検査や実験のスキルも磨く

      心理学の専門知識はもちろん、「神経・生理心理学」「精神疾患とその治療」など基礎医学も学修。心理検査の取り方や分析方法、実験・調査データの扱い方などは2年次に習得。3年次からの研究に活用します。

      幅広い心理学領域の基礎を学ぶ

      [主な授業例]
      知覚・認知心理学
      心理学統計法Ⅰ・Ⅱ
      神経・生理心理学
      精神疾患とその治療
      ポジティブ心理学
      行動経済学 など

    3. 3年次

      公認心理師が活躍する複数分野を見学実習

      公認心理師を目指す場合、「保健医療」「福祉」「教育」「司法・犯罪」「産業・労働」の5分野の施設において、医療機関を含めた複数分野で実習。公認心理師が活躍する各職域の見学実習に参加し、そこで得た成果を発表することで、学生間で情報を共有します。

      将来の進路に向けて学びを進める

      [主な授業例]
      心理学演習Ⅰ
      心理実習Ⅱ
      多変量解析
      警察活動と心理学
      発達障害論
      消費者行動論 など

    4. 4年次

      公認心理師を目指す学生は大学院進学に向けた準備も

      3年次から取り組んできた研究活動の成果として卒業論文を作成。公認心理師を目指す学生は、大学院進学に向けた準備も進めます。なお、本学では心理学部と大学院人間科学研究科との一体的な教育を行っています。

      進学及び社会で活躍するための力と自信を培う

      [主な授業例]
      心理学演習Ⅱ
      心理演習
      職場のメンタルヘルス
      公認心理師の職責 など

  • 演習・実験、
    インターンシップ

    多彩な施設実習を通して、目指す公認心理師
    像を明確に導き出す。

    1. 1年次

      公認心理師についてのイメージを
      掴む

      1年次では公認心理師資格の基礎(心理学・医療・癒し・家族・精神病理とは?)を学びます。公認心理師のイメージを掴み自分の適性と擦り合わせます。

    2. 2年次

      実践現場に必要な知識や技術を
      学ぶ

      2年次では1年次で学んだ知識を基に、心理検査の取り方や分析方法、実験や調査データの扱い方など専門分野に入っていきます。

    3. 3年次

      実習生として実践現場に行き現場感覚を知る

      3年次では医療保健分野、司法犯罪分野、福祉分野、教育分野などのうち3分野の実習施設を経験し、公認心理師が活躍する職域がどのようなものであるかを見学実習で体験します。3年次終了の時には実習で得た学びについて発表を行い、皆で振り返りを行います。

    4. 4年次

      自分がどんな公認心理師になりたいかを導き出す

      4年次では公認心理師に向けた基礎学問の定着を図り、実習で得た現場感覚とともに自分自身がどんな公認心理師になりたいかを考えます。その上で、実践に役立つ臨床心理学の学びを深め、卒業後の進路決定につなげます。

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取得可能な資格等

取得可能な資格

  • 公認心理師
    国家試験受験資格
  • 特別支援学校教諭一種免許状〈知的障害者・肢体不自由者・病弱者〉
  • 高等学校教諭一種免許状
    〈公民〉
  • 中学校教諭一種免許状
    〈社会〉
  • 認定健康心理士
  • 認定心理士

※受験資格取得には、大学•大学院で所定の科目を修める必要があります。

キャリアイメージ

  • 心理カウンセリング

    精神的な悩みを抱えている人の相談に乗り、カウンセリングを行います。病院をはじめとした医療機関だけでなく、学校、企業、刑務所など、様々な場所で活躍しています。

  • 公認心理師

    保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理に関するカウンセリングを行います。 公認心理師が、医師の指示の下、カウンセリングをすると医療保険適用となります。

  • マーケティング・商品企画・
    接客

    心理学を学ぶ中で身に付けたデータ分析の手法や行動経済学・消費者行動論(顧客の心理・従業員の心理)の知識を活かし企業で活躍します。

  • 特別支援学校教諭
    中学校・高校教諭

    心理学の専門知識や思考力を活かし教育の現場でコミュニケーション能力や対人支援能力を発揮し、特別支援学校をはじめ中学・高校の教諭として活躍します。

就職率100%

  • 公認心理師として活躍中!

    • 公認心理師
      野中 美幸さん
      2020年3月
      大阪人間科学大学大学院卒業

      公認心理師の現場では、
      相談者から学ぶことも多いです。

      公認心理師としてクリニック2か所と夫婦・カップル専門カウンセリングルームでカウンセリングや心理検査、教育相談を担当しています。普段なら出会えないような人の考えや生き方を間近で聞くことができ、私自身にとって参考となる学びが数多くあると実感。大学での学びでは精神分析や家族療法の授業でのロール・プレイングが印象に残っていて、カウンセリングをする際に活かしています。卒業した今でも、在学中にお世話になった先生からアドバイスを受けるなど、カウンセラーとしてより成長するために努力を続けています。

  • 旭化成アミダス株式会社(旭化成グループ)

    • 内藤 夕葵さん
      2019年3月卒業

      IT分野の仕事でも心理学の学びが
      役に立っています。

      社内のIT部門で3万人の従業員が使用するITサービスの導入や運用面の管理に携わっています。心理学を通して、人の行動や気持ちをデータ化し分析するなど、生理現象(今まで気にしていなかったこと)の裏を考えることを学んだ経験は、今の仕事の中でも些細なことでも分析し、改善や検討を行うことにつながっています。また、仕事では同僚や得意先など様々な人の助けが必要です。かかわる人の気持ちに寄り添うことで業務を円滑に進められているのも、心理学の知識のおかげだと感じています。

主な就職先

  • (株)シャンソン化粧品
  • (株)山形銀行 大和ハウス工業(株)
  • (株)ジェイアール西日本総合ビルサービス
  • (株)LAVA International
  • 大阪府 行政職
  • 株式会社ヤナセ トヨタ紡織株式会社
  • (福)路交館
  • (福)ともしび福祉会

先輩の成長体験談

  • 人科大は私を変えてくれた場所
    積極性を強みに夢を叶える!

    心理学科 2年次生

    宇正 璃乃さん

    私はずっと自発的に行動するのが苦手でしたが、人科大で先輩たちの積極的な姿を見て、「私も先輩たちみたいになりたい!」という思いが強くなり、変わることができました。人科大は、「自分を成長させてくれる・変えてくれる場所」なんです。この記事を読んでくれている人の中に、「私ってダメだな」と思っている人がいたら、ぜひOCに来てみてください!私も力になりたいので、声をかけてもらえたらうれしいです。

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  • 「世の中の犯罪を減らしたい」
    人科大で見つけた法務教官
    という最終目標

    心理学科 3年次生

    中尾 侑貴さん

    人科大は、将来に活かせる様々なきっかけがある大学だと思います。僕自身も、大学院の方とお話しして法務教官という自分の夢を実現できるような仕事を知ることができました。ぜひ、他学科や他学年の学生や先生との交流を大事にしてもらえたらと思います。

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