本日、タイから教育支援NGO(タイ国認可公益法人)「マレットファン」の視察団15名の皆さんをお迎えしました。 同法人は、タイにおいて「子ども一人ひとりの違いを認めて誇りを育む保育・教育」の普及を目指して活動されている法人で、コロナ禍前には2回にわたり本学に視察に来られていました。 本日は、到着後まずかおり幼稚園において、施設見学や園の教育カリキュラム、子育て支援などについて、説明、質疑応答が行われました。 その後、本学子ども教育学科の学生や教員と交流し、河野先生から授業内容(プレ演習Ⅱ)について説明がありました。 最後に、社会創造学科の教員・学生も加わった茶話会形式のワークショップでは、リラックスした雰囲気のなか、活発に意見交換がなされ、本学からの参加者にも大きな学びがあったと感じています。 今後とも、こういった機会を積極的に活用し、学生の視野を広げる取り組みに努めてまいります。
本日、2024年大阪人間科学大学公開講座が開催されました。本学では摂津市、吹田市、高槻市の近隣3自治体教育委員会のご後援を得て、毎年地域住民の皆さんを対象に公開講座を開催しています。 今年は、「社会課題を発見して解決策を創造しよう~0から1をつくる創造法~」をテーマに、本年度開設しました社会創造学科の山口俊介教授、同じく中塚智子講師のお二人から講演していただきました。あいにくの大雨でしたが、36名の方にご参加いただきました。 社会創造学科では、現代社会の様々な場面で生起する課題を発見し、解決に導くために必要な知識やスキルを学び、アントレプレナーや企業、行政(公務員)など、幅広い分野で活躍できる人材の育成に取り組んでいます。本日の講義では、社会創造学科の学びの一端に触れていただき、これまでとは異なる視点から社会課題にアプローチし、その解決に向けたアイデアを模索するための方法等が紹介されました。 まず前半では、「本当に儲かった話はオモテに出ない」~北極と南極の氷は、どちらが売れるか~というテーマで、社会課題をビジネスの視点で考えると、普段見過ごされがちなテーマが浮かび上がることがあることや、現代社会におけるビジネスチャンスとその裏側に潜む社会的な影響について深掘りされました。 後半では、「企業広告の現在(いま)~社会課題をデザインで解決する~」をテーマに、企業広告の江戸時代から現代にいたる変遷や、インド各地で感染者が急増しているデング熱を例に、企業広告を通じて、いかにして社会課題の解決につながるか、その可能性が紹介されました。 本日の講座が皆さん一人ひとりにとって、様々な社会課題への気づきや新たな認識につながるものになれば幸いです。
本日、令和6年度の保護者懇談会が開催され、総勢153名の保護者の方にご参加いただきました。私も講演会の冒頭に、ご参加いただいた保護者の皆様に、ご挨拶と大学の近況についてご報告をさせていただきました。 全体講演会は教務担当部長の武田先生による「本学の教育方針について」と菅原キャリアセンター課長による「保護者のための就活セミナー~就職活動の心構え~」の二本立てでしたが、いずれのテーマも皆様熱心に聞き入っておられ、関心の高さがうかがえました。特に、後者は保護者の皆様の関心が高く、メモをとられる姿が多く見受けられました。 また、各学科ごとに分かれての説明会や個別相談では、それぞれの学科教員や担任教員が対応させていただきましたが、予定していた時間を超えるケースもあったようです。お子さんたちの学習や生活面について、教員に相談したいあるいは意見を求めたいという、保護者の方々の強い気持ちの表れと受け止めました。また、教員にとっても学生の授業等で接するだけではわからない側面を知ることができ、有意義なものであったと思います。 本学は、昨年度定めた「大阪人間科学大学ビジョン2040」において、「学生の成長度日本一を目指します」という目標を掲げました。「成長」には、主体である学生自身のやる気が何より大切ですが、周囲の関係者がしっかりとサポートすることも欠かすことはできません。本学では、日ごろから保護者の方としっかりと連携し、学生の学びが円滑に進むよう取り組んでいますが、こういった懇談会が保護者の皆さんにとって大学との距離を縮め、より身近に感じていただける契機になればと思っております。