- 想いやりをチカラへ導く物語 >
- 子ども教育学科 清水 凌平 講師
「褒めて伸ばす」が
最善ではないことを知った
目の前の子どもを正当に評価することが、自信につながる
中学校教員になりたての頃、漠然と「やさしい先生」「怒らない先生」がよい先生だと思っていました。褒めることが子どもの成長につながると考えていましたが、それだけでは生徒たちの力は伸びていかないと感じるようになりました。生徒たちの成長において本当に大切なことは、褒められて気持ちよくなることではなく、自分が何ができていて、何ができていないのかを自覚し、現在地を把握することです。そのために教師は、等身大の子どもの姿を正当に評価する。その積み重ねが、子どもたちの確かな自信につながるのだと実感しました。
可能性を見い出し、発揮し、伸ばしていく力
この経験から、目の前の子どもが心奥に持っている「不思議」や「可能性」を丁寧に、そして多面的に見つめ、評価することの大切さを強く感じています。そして、それを主観的な側面だけでなく、根拠や方法を持って捉えられる力を学生にも身につけてほしい。子どもは誰もが、内側に可能性や問いを抱えています。それを見出し、発揮出来る場を創り、伸ばしていける保育者・教育者になってほしい。子どもたちの素朴だけれども本質的な疑問や無限の可能性に寄り添い、それを育てられる「先生」へ。ここで一緒に学び、その一歩を踏み出してほしいと思います。