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医療福祉学科 視能訓練専攻

2023.5.29
お知らせ

視能訓練士の検査用具~プリズムの巻~

視能訓練士の主な業務に斜視の検査や訓練がありますが、斜視の角度を測定するために必ず使うのがプリズムです。
中学や高校でプリズムについて習った覚えのある方もいらっしゃいますね。分光という用語などがあったことでしょう。
斜視の角度の測定には、プリズムを通した像が移動する性質を利用しています。

さて、学生が持っているこのプリズム、理科の教科書に載っている三角柱のブロックのようなものとなんだか違いますね。
これを通した像が移動するという状態を斜視検査の用具、正切尺(せいせつしゃく)を通して見てみましょう。

お分かりになりましたか?段階的にプリズムの度数が変わっていますね。検査では効率よく度数を変化させられるよう、このように棒状に連なるプリズムを使用しているのです。
用具がシンプルな検査ほど、用具には頼ることができません。患者さんへの声かけや手技、観察力など、検査する者の技量がほぼすべてを占めます。正しい検査が行えるようになるためには、ただただ練習あるのみ!頑張りましょう!

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