- 想いやりをチカラに変える物語 >
- 保健医療学部 言語聴覚学科 3年次生 本種 菜央さん
「伝える」勇気が私には必要だと分かった
相手の方のために必要なことを、
最適な形で伝える責任
高校時代、「和を乱したくない」と意見を飲み込み、かえって状況を悪くしてしまったという後悔がありました。大学に入り実習を重ねる中で、リハビリテーションの現場でも「相手に合わせるだけでは本当の支援にならない」と実感しています。例えば、患者さまが訓練をためらっている時、回復のためにどう前向きな言葉を届けるか。言語聴覚士の方のサポートにより少しずつ回復されている姿を思い出しながら、相手の方のために必要なことを最適な形で伝える責任を、実習を通じて意識するようになりました。
日常の「話す」「聴く」「食べる」を支える
メカニズムの奥深さを学ぶ
祖母の病気から興味を持った言語聴覚士という仕事。言語発達や失語症、摂食・嚥下に関する授業がとても新鮮に感じられました。私にとって当たり前だった「話す」「聴く」「食べる」という動作が、実は身体の複雑な働きで成り立っていることを知り、それを解き明かす日々に手応えを感じています。一つ分からないことがあると学びが止まってしまうので、先生にその場で聞き、疑問をすぐに解決できるよう心かげています。同じ目標を持つ仲間と支え合い、覚えることの多い毎日を駆け抜けています。まだ小児・成人などの領域は絞れていませんが、言語聴覚士として、言葉や食べることに困難がある方に寄り添い、その人らしい生活を支えられる存在になることが夢です。